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AEDを無人ヘリで搬送〜ゴルフ場で実験成功!

ゴルフのコースでプレー中、突然心臓発作で倒れたら・・・

近年AEDの普及は急速に進んでおり、
ゴルフ場などのレジャー施設にも設置されています。

ただ、ゴルフ場の場合、AEDはクラブハウスに置かれていることが多く、プレー中に突然心臓発作が起きた時は、AEDの到着までに時間がかかります。

心停止からの蘇生率は、1分毎に7〜10%低下、10分後には死に至ります。
ですので、できる限り、1秒でも早くAEDを使用したいところです。

そこで現在開発されているのが、
「無人ヘリによるAEDの搬送」です。


先ごろ、千葉市のゴルフ場で公開実験が行われ、
見事成功しました。

無人ヘリでAED搬送 千葉市のゴルフ場で実験
2015年1月19日 東京新聞より

実験では、重さ約3キロのドイツ製マルチコプターにAEDを取り付け、70メートル先のコースまで秒速3メートルで飛行、着陸を繰り返しました。

これを利用することで、必要な場所まで
数分でAEDを届けることができ、
救助率が大幅にアップすると期待されています。


このような、AEDを無人飛行機で運ぶ試みは、
海外でも行われています。



この動画の中のマルチコプターには、AEDの他に、カメラとスピーカーが搭載されていて、使用方法や取り付け方法なども遠隔で指導できるようになっています。


スポーツの中でも、特にゴルフは高齢者の利用も多く、
プレー中、突然死の確立が高いスポーツです。

実際に日本国内のゴルフ場で、
年間死亡者数は約200人と推定されており、
ゴルフを楽しむ方にとって他人事ではありません。

また、ゴルフ場に限らず、
AEDの無人ヘリによる搬送が普及すれば、
スキー場や海水浴場、広いグラウンドなど、、
その他多くのレジャー施設で人命救助に役立ちそうです。

 

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