女性へのＡＥＤ使用

女性にＡＥＤを使用する場合、どのようなことに気をつけなければならないのでしょうか？

ＡＥＤ（自動体外式除細動器）は、医療資格などがない私たち一般市民にも操作ができる医療機器です。

駅や空港など公共施設にも多く設置されており、ＡＥＤのマークやイラストは皆さんもよくみかけることがあると思います。

ＡＥＤの使用方法は簡単です。
倒れている患者の胸に電気パッドを貼り、ＡＥＤの電源を入れたらあとは音声メッセージで自動的にすべての操作を案内してくれます。

ただ、そのＡＥＤを実際に使用しなければならない場面に遭遇したとき、患者が女性だったら電気パッドを貼るとき下着も脱がせた方がいいのでしょうか？
男性からすると少し気になるところです。

これは基本的にＡＥＤの電気パッドは素肌に直接貼らなければならないので、必要に応じて下着も外す、またはずらして装着した方がいいようです。

特に金属ワイヤー入りのブラジャーなどをつけている場合だと、通電障害になる恐れがあるので、ネックレス同様外すか、電気パッドを貼る指定位置から３センチ以上離差なければなりません。


また、女性が妊娠している妊婦さんだった場合、ＡＥＤを使用しても大丈夫なのでしょうか？

お腹の中にいる赤ちゃんに通電することで影響はないのでしょうか？

答えは「通常通り使用してもいい」のだそうです。

お腹の赤ちゃんにＡＥＤの通電の影響は問題ないようです。

それよりもお母さんの心肺停止状態が続くことの方が赤ちゃんへの影響も大きいので、必要であれば速やかにＡＥＤを使用しましょう。